在宅医療とは・・・
在宅医療とは、自宅で患者さまが受ける医療です。すなわち、何らかの事情で病院に通院できない、入院できない患者さまが、私たち医療者をご自宅に迎え入れて受けられる医療です。現在では、診察や投薬だけでなく、採血や点滴・注射までご自宅で受けられます。
往診と訪問診療の違い
往診は、患者さまが何かあった時に主に緊急で訪問する医療です。それに対して、訪問診療は、定期的に(多くは1~2週間に1回)訪問する医療のことです。訪問診療は、慢性的な疾患を在宅医療で治療するイメージで、往診は急病に対応する在宅医療です。
当院では、往診を中心に訪問していますが、患者さまの病態によって訪問診療として定期的に訪問します。夜間休日を問わず24時間体制で対応していますが、入院などが必要となれば連携している救急病院へご紹介いたします。
在宅医療連携
自宅で行える医療には、介護保険もあり、看護師、薬剤師、介護ヘルパー、ケアマネジャー、理学療法士、管理栄養士、歯科医師・衛生士など多くの職種と、ディサービスやディケアなどの施設とも連携して治療を行います。当院では、地域における医療・介護サービスと密に連携して、患者さまが自宅で受けられる最善の環境整備にも取り組みます。
在宅医療の対象となる患者さま
・ 入院や通院が困難な方
・ 自宅での医療を望まれる方
・ 在宅での看取りを望まれる方
在宅医療で可能なこと
<検査>
採血、検尿、(超音波、心電図)など
<処置>
点滴、外傷・褥瘡処置、胃ろう・腸ろう交換、導尿など
<医学管理>
中心静脈栄養、経管栄養、膀胱留置カテーテル、在宅酸素療法、気管切開管理、人工呼吸器管理、
麻薬を使用した疼痛管理、緩和ケア、嚥下評価・摂食介助など
料金 1割 2割 3割
往診…7200円 ( 720円 1440円 2160円)
緊急 +3250円 ( 1045円 2090円 3135円)
夜間(18:00~22:00)
+6500円 (1370円 2740円 4110円)
深夜(22:00~6:00)
+13000円 (2020円 4040円 6060円)
訪問診療
在宅時医学総合管理料(月1回)
処方箋あり42000円
(4200円 8400円 12600円)
処方箋なし45000円
(4500円 9000円 13500円)
訪問診療料 8330円 (833円 1666円 2499円)
* 往診の場合は翌日、訪問診療の場合は月に1回請求させていただきます。
* 交通費は別途請求になります。
* 医療費の自己負担率
未就学児 2割
就学児から69歳 3割
70~74歳 一般 2割
一定の所得のある方 3割 (前年中の課税標準額が145万円以上の方)
75歳以上 1割
* 高額療養費制度については、名古屋市のホームページを参考にしてください。
http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000007719.html
当院における在宅医療の考え方
患者さまにとって家で過ごせる幸せ、ご家族にとって患者さまと一緒に過ごせる幸せを一番と考え、無理のない継続できる在宅医療を基本と考えています。その中には、決して周りの都合などに左右されず、患者さまの生命の輝きを大切にする愛情が、われわれや関与する医療関係者に求められるものと考えています。在宅医療の本質は、われわれ医療者が地域コミュニティの原点に立ち返って、地域ではぐくむ快適な生活環境と患者さまの尊厳の維持に真摯に取り組むことです。
たけうちファミリークリニックは、全ての関与する患者さまとそのご家族を自分たちのファミリーとして接し、あらゆる在宅医療の局面において頼りになる在宅医療の提供をお約束いたします。
先ずは、一度当院までお電話いただき、ご家族の方に受診していただいて、詳細をお聞きしたうえで、実際にわれわれが訪問して顔合わせを行います。そこで、訪問医療の計画を作成し、ご提案させてください。ご連絡お待ちしています。尚、訪問範囲は名古屋市内に限らせていただいています。
2014年5月1日 たけうちファミークリニック 院長 武内有城