東海摂食栄養フォーラムオンラインセミナー2021

2014年1月に愛知県で食支援に関わる4団体、①在宅栄養支援の和(在宅栄養)②HEIWA(Hirabari Eiyou Information Working Association)(栄養・地域連携)、現在はスワローサポート③東海嚥下食研究会(嚥下食)④嚥下研究会食楽(嚥下障害)が共同して地域の食支援の向上を目的として「東海HEI和マニア」を立ち上げ、各研究会での情報交換を開始しました。今後更なる超高齢化社会、認知症高齢者の増加が見込まれることから、国が推進する地域包括ケアシステムの構築を重視し、その中でも特に栄養ケア・食支援は重要な意味を持つと我々は考えています。在宅での栄養管理を求める療養者のニーズの多くは口から食べる支援であり、それらを整えていくためには食事だけでなく口腔ケア、嚥下リハビリテーション、摂食姿勢、食事介助法、呼吸リハビリテーション、更には認知症に至るまで多視点による総合的な環境調整や支援が必要です。そこで、私たちは療養者の皆様が住み慣れた地域でより質の高い余命を過ごすため、多職種が共通した知識・技術を習得することを目的に2015年1月17日「第1回東海摂食栄養フォーラム」を開催し、第2回(2016年)、第3回(2019年)と隔年開催を行っています。岐阜KAIGO食、いりなか在宅歯科医療連携研究会、とよた嚥下食の〇(輪)の参加があり、現在は7団体で会を運営しています。

本来なら2020年に第4回のフォーラムを開催すべく準備しておりましたが、コロナ禍で延期となり、参加型研修を主体とする当フォーラムの開催は現在も困難な状況にあります。そこで、まず現状で可能な形式としてオンラインでの参加型ウエブミーティングの開催に至りました。

是非、多数のご参加をお待ちしています。時間の許す限り日ごろの悩み、想いをぶつけ合いましょう。楽しみにしています。

 

東海摂食栄養フォーラムオンラインセミナー ウエブミーティング

「一緒に語ろう!〜認知症の”食べる”について〜」

日時:2021年11月21日 日曜日 10時〜13時

総合司会:青山 寿昭(愛知県がんセンター 看護部)

徳永 佐枝子(東海学園大学 健康栄養学部管理栄養学科准教授)

第一部 「摂食嚥下診療 食事介助におけるコロナ対策」

講演:「食事介助から発生したクラスター事例を通して」

渡口 賢隆(豊田厚生病院 総合内科)

講演:「 在宅訪問診療におけるコロナ対策」

武内 有城(たけうちファミリークリニック)

第二部『症例提示』

講演: 「なぜか食べない認知症の方への総合的アプローチ」

洪 英在(医療法人康誠会東員病院 認知症疾患医療センター総合診療科)

第三部 総合討論