東海嚥下食研究会

東海嚥下食研究会は、前会長の中東 真紀先生(現 鈴鹿医療科学大学)が1998年に立ち上げ、愛知、三重、岐阜の東海地区を主な活動エリアとして、当初よりチーム医療の充実を目的に、管理栄養士を中心として、医師や歯科医師、歯科衛生士、看護師、調理師、ST、PT、OT、介護職など多職種の参加による摂食嚥下障害へのケアや食事形態についての情報交換を行い、実践的な実技実習や講演会を開催することで活動してきました。
近年、会員数の増加とともに、実技よりも多数の参加が可能な講演会の開催が活動の中心になってきましたが、2015年に調理師のメンバーが中心となり調理師部会を立ち上げ、多職種参加による調理実習を行うようになり、再び実技に重きを置いた活動になりつつあります。
講演会や実習の参加者は、従来は病院や高齢者施設の方が多かったのですが、最近、医療・介護の現場が在宅にも広がったことで、在宅向けの施設の方の参加が増えてきていますが、
摂食嚥下障害についての情報が無いことで、対応方法が分からない、病院や高齢者施設との連携ができないといった在宅での悩みが明らかになってきてます。当研究会としてもそういった情報不足の問題への対策が課題となっています。

≪東海嚥下食研究会 調理師部会について≫
東海嚥下食研究会 調理師部会は、東海嚥下食研究会の下部組織として病院や高齢者施設に勤務する調理師で組織された会で、調理実習の開催を主な活動としております。現在の会長である調理師の四日市羽津医療センター 調理師長の石﨑先生が率先して活動することで、その取り組みや考えた方に共感する調理師のメンバーが集まり部会の設立に至りました。東海嚥下食研究会では、当初から多職種が参加していることが特徴で、その中でも調理師が積極的に参加している点が他にはない特徴となっております。
嚥下食は、いろいろな職種が関わって提供されますが、最終的に調理をするのは調理師さんですから、調理師も嚥下のチームに参加して、なぜ嚥下食が必要かを理解した上で調理をしていただくことが重要です。それを調理師が自ら発信して、全国の介護に関わる調理師に伝えていくための活動を行っています。
調理師部会で開催している調理実習は、調理師はもちろん、調理技術を習いに栄養士や言語聴覚士や歯科医師なども参加してくれています。最近は在宅関連の職種の方の参加が増えており、病院や施設などの給食で培われた嚥下食に関する技術を、在宅の限られた設備でいかに活かしていくかを、調理師の技と工夫で紹介していく事が今後の課題ではないかと考えております。